貪夫は財に徇じ、烈士は名に徇ず(読み)どんふはざいにじゅんじ、れっしはなにじゅんず

故事成語を知る辞典 の解説

貪夫は財に徇じ、烈士は名に徇ず

名誉とは、そのために命を懸けるだけの価値があるものだということ。

[由来] 紀元前二世紀、前漢王朝の時代の中国の文人の「ほうちょうの賦」という文章一節から。自分の信念を貫こうとして左遷されてしまった思いを、「貪夫は財に徇じ、烈士は名に徇ず(欲深い者は財産のために命を落とすが、強い意志で筋を通す者は、名誉のために命を投げ出す)」と述べています。なお、「貪夫」は「たんぷ」とも読みます。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android