デジタル大辞泉 「貴重」の意味・読み・例文・類語 き‐ちょう【貴重】 [名](スル)とうとびおもんじること。非常に大切にすること。「主人の尤もっとも―する命が」〈漱石・吾輩は猫である〉[形動][文][ナリ]非常に大切なさま。得がたいものであるさま。「貴重な時間を割く」「貴重な体験」[類語]得難い・珍重・珍しい・貴い・稀・稀有・高貴・大切・重要・異色・異彩・珍貴・珍稀・大事だいじ・肝要・肝心・緊要・枢要・要かなめ・肝きも・肝心要・有意義・意義深い・千金・耳寄り・掛け替えのない・奇跡的・奇しくも・期せずして・まぐれ・偶たま・未曽有・空前絶後・前代未聞・不可思議 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「貴重」の意味・読み・例文・類語 き‐ちょう【貴重】 〘 名詞 〙① ( ━する ) 尊び重んずること。[初出の実例]「公従二少時一貴二重三宝一、貪二聴妙法一、願二求仏果一」(出典:家伝(760頃)下)「主人の最も貴重する命があぶない」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八)[その他の文献]〔史記‐陳軫伝〕② ( 形動 ) ( 明治初期には多く「貴重の」の形で用いられた ) 非常に大切であるさま。価値があるさま。[初出の実例]「『かばかりのきてうの物は、いかでか』とて」(出典:古本説話集(1130頃か)二一)[その他の文献]〔韓非子‐孤憤〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「貴重」の読み・字形・画数・意味 【貴重】きちよう 高貴で勢力がある。〔韓非子、孤憤〕そ塗に當るの人に於けるや、~官貴重にして、黨衆(おほ)し。而して一國之れが爲に(ほ)む。字通「貴」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報