賈 似道(読み)かじどう

旺文社世界史事典 三訂版 「賈 似道」の解説

賈 似道
かじどう

1213〜75
南宋末期の宰相
浙江 (せつこう) 省台州の人。姉が理宗の妃であったために出世が早く,1259年モンゴルのフビライハンの最初の侵入を撃退したと偽って政権を握った。理宗・度宗・恭帝の3代16年にわたり,戦時財政策として公田の法(兵糧の確保),経界推排法(検地),金銀見銭関子(会子の整理)を強行したが成功せず,モンゴル軍に敗れた責任を問われて殺された。書画古器物の収集家としても有名。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android