赤虫(読み)アカムシ

デジタル大辞泉 「赤虫」の意味・読み・例文・類語

あか‐むし【赤虫】

ビクイソメ科の環形動物海岸の砂泥底に深く潜ってすむ。ゴカイに似るが、体長90センチに達し、濃い橙紅とうこう色。釣りのえさにする。
アカボウフラ別名
イワムシの別名。

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精選版 日本国語大辞典 「赤虫」の意味・読み・例文・類語

あか‐むし【赤虫】

〘名〙
① 多毛類ビクイソメ科の海産環形動物。体は濃い橙紅色で長さ約八〇センチメートル。本州中部、瀬戸内海の砂泥地にすみ、マダイの釣り餌として珍重される。日本固有種。
ハエ双翅)目に属するオオユスリカアカムシユスリカ幼虫の俗称。淡水の泥中にすみ、釣り餌、金魚の餌とされる。体液中にヘモグロビンがあるので赤い。
※さい果て(1964‐71)〈津村節子〉四「ミジンコか赤虫がいいんだがね」
ツツガムシ科に属するダニ類の俗称。成虫赤色で一~二ミリメートル、胴が真ん中でくびれて数字「8」の字形
神道集(1358頃)二「九百九十九人の后達は、追て来り給へとも無曲赤虫と云へる虫に成り、払ひ捨てられ」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「赤虫」の解説

赤虫 (アカムシ)

学名Halla okudai
動物。ビクイソメ科の海産動物

赤虫 (アカムシ)

動物。ツツガムシ科とレーウェンフェク科の昆虫総称。ツツガムシの別称

赤虫 (アカムシ)

動物。ユスリカ科の幼虫のうち,体色が赤皿色を帯びるもの

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤虫」の意味・わかりやすい解説

赤虫
あかむし

ユスリカ」のページをご覧ください。

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