足恭(読み)スウキョウ

デジタル大辞泉 「足恭」の意味・読み・例文・類語

すう‐きょう【足恭】

[名](スル)《「論語公冶長の「巧言令色、足恭なるは、左丘明これを恥づ」から。「足」は度が過ぎること》過度にうやうやしいこと。また、おもねること。しゅきょう。すきょう。
「中下等の人に対して―することにはあらず」〈十善法語・六〉

しゅ‐きょう【足恭】

すうきょう(足恭)

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精選版 日本国語大辞典 「足恭」の意味・読み・例文・類語

すう‐きょう【足恭】

〘名〙 (「すう」は過ぎるの意) うやうやしさの度が過ぎること。また、おもねりへつらうこと。しゅきょう。すきょう。
史記抄(1477)一五「内に誠のある者はさのみ足恭はせぬぞ」
※十善法語(1775)六「中下等の人に対して足恭(スウキョウ)することにはあらず」

しゅ‐きょう【足恭】

〘名〙 (「しゅ」は「足」の漢音) あまりにうやうやしすぎること。すうきょう。すきょう。〔論語‐公冶長〕

す‐きょう【足恭】

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普及版 字通 「足恭」の読み・字形・画数・意味

【足恭】すうきよう

丁寧すぎる。〔論語、公冶長〕子曰く、巧言令色足恭は、左丘之れを恥づ。丘も亦た之れを恥づ。

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