足搦(読み)アシガラ

デジタル大辞泉 「足搦」の意味・読み・例文・類語

あし‐がら【足×搦】

足搦あしがら」に同じ。
「―をかけて向へ倒してやった」〈漱石坊っちゃん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「足搦」の意味・読み・例文・類語

あし‐がらみ【足搦】

〘名〙
① 足と足をからめること。相撲柔道などで、相手の足に自分の足をからめて倒すわざをいう。あしがら。
※青い月曜日(1965‐67)〈開高健〉一「私は彼を殴り、足がらみをかけ」
② 物が足にからまっていること。また、その物。
歌舞伎絵本合法衢(1810)二幕「この半弓を以て鷹の足(アシ)がらみ射切るときは」
③ 仮設物の柱が動かないように根元に横につけた補強材。
※観智院本名義抄(1241)「螵蛸 アシカラミ」

あし‐がら【足搦】

合巻・翻案道中双六(1821)「サア立(たち)ませいと寄る所を、足柄(アシガラ)かけてはね飛(とば)し」

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