軍谷峠(読み)いくさだにとうげ

日本歴史地名大系 「軍谷峠」の解説

軍谷峠
いくさだにとうげ

須木村と小林市を結ぶ峠で、国道二六五号に属する。峠自体は須木村内にあり、同村の中心地中原なかばるより綾南あやみなみ川の支流軍谷川をさかのぼり、峠を越えて同村奈佐木なさき集落に至る。西の妻木つまぎ(八一六・五メートル)と東の七熊ななくま(九二八・九メートル)鞍部にあたり、峠の標高は五八七メートルである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軍谷峠」の意味・わかりやすい解説

軍谷峠
いくさだにとうげ

宮崎県南西部,九州山地の南東斜面にある峠。標高 587m。宮崎市から小林市須木にいたる最短経路として綾南川の谷を経る道路があるが,地形が特に険しいため,古くから小林を迂回して軍谷峠を越える道がとられた。しかし峠越えも 1955年に軍谷トンネルができるまではかなりの難所であった。現在は国道 265号線が整備されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android