転び合ふ(読み)マロビアウ

デジタル大辞泉 「転び合ふ」の意味・読み・例文・類語

まろび‐あ・う〔‐あふ〕【転び合ふ】

[動ハ四]互いにころがる。ころがって寄りあう。
「竹の葉におきゐる露の―・ひてぬるとはなしに立つ我が名かな」〈拾遺・恋二〉

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精選版 日本国語大辞典 「転び合ふ」の意味・読み・例文・類語

まろび‐あ・う‥あふ【転合】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 互いにころがる。ころがって寄りあう。特に男女が共寝することをいう。
    1. [初出の実例]「あげまきや とうとう 尋(ひろ)ばかりや とうとう 離(さか)りて 寝たれども 万呂比安比(マロビアヒ)けり とうとう か寄り逢ひけり とうとう」(出典:催馬楽(7C後‐8C)総角)

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