転筋(読み)テンキン

デジタル大辞泉 「転筋」の意味・読み・例文・類語

てん‐きん【転筋】

こむらがえり」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「転筋」の意味・読み・例文・類語

てん‐きん【転筋】

  1. 〘 名詞 〙 激しい痛みを伴う局所性の痙攣(けいれん)多くふくらはぎ筋肉の痙攣。こむらがえり。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「転筋(テンキン)(〈注〉コブラカヘリ)の病には、木瓜をあぶりて、さすりなづれば愈ゆ」(出典雑談集(1305)一〇)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐外儲説左上〕

からす‐なめり【転筋】

  1. 〘 名詞 〙 足のふくらはぎの筋肉が突然けいれんをおこすこと。こむらがえり。からすがえり。からすなえ。からすなえり。
    1. [初出の実例]「転筋 脚気論云転筋〈俗云 古无良加倍利 一云加良須奈米理〉由脚弱所生也」(出典:十巻本和名抄(934頃)二)

からす‐なえり‥なへり【転筋】

  1. 〘 名詞 〙からすなめり(転筋)
    1. [初出の実例]「転筋 〈略〉〈俗云古無良加倍利 一云加良須奈倍利〉」(出典:二十巻本和名抄(934頃)三)

からす‐なえ‥なへ【転筋】

  1. 〘 名詞 〙からすなめり(転筋)
    1. [初出の実例]「転筋 カラスナヘ」(出典:運歩色葉集(1548))

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