軽国府(読み)かるこふ

日本歴史地名大系 「軽国府」の解説

軽国府
かるこふ

興福寺大乗院領荘園である。三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)軽庄の項に「同軽国府一町二反寺反米四(ママ)丁八反也」とある。軽庄の末荘であったものであろう(→軽庄。大乗院からの賦課のほかに寺門(興福寺寺務)からの段銭も課せられた。嘉保二年(一〇九五)の大江公仲処分状案には「国府庄在大和国、本名池尻」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android