軽寺(読み)かるでら

日本歴史地名大系 「軽寺」の解説

軽寺
かるでら

奈良県橿原市大軽おおがる町にあったとされる寺院。「日本書紀」朱鳥元年(六八六)八月条に、軽寺に封戸一〇〇戸(三〇年に限る)を施入した記事が初見。「御堂関白記」寛弘四年(一〇〇七)八月五日条には「終日雨降、宿軽寺、御明・諷誦、信布十端」とあり、「伊呂波字類抄」に「加留寺 本尊薬師如来」とみえる。益田ますだ池碑銘(性霊集)に「竜寺を左にし」とある竜寺は竜蓋りゆうがい(現奈良県明日香村の岡寺)とされているが、天長五年(八二八)四月一三日の「故贈僧正勤操大徳影讃并序」に「数詣駕竜寺玉像前」とある駕竜かる寺とみる説もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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