迎湯(読み)むかえゆ

精選版 日本国語大辞典 「迎湯」の意味・読み・例文・類語

むかえ‐ゆ むかへ‥【迎湯】

〘名〙
御湯殿儀式の時、御湯殿に奉仕する女官相手役となって産児を受け取ること。また、その役。
※宇津保(970‐999頃)あて宮「御むかへゆ、内侍のすけのおとどまゐり給ふ」

むかい‐ゆ むかひ‥【迎湯】

〘名〙
湯治に行った温泉に、翌年再び湯治に行くこと。むかえおんせん。
※雑俳・西国船(1702)「さらばさらば・春はかならずおむかひ湯」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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