近江蕪(読み)おうみかぶら

精選版 日本国語大辞典 「近江蕪」の意味・読み・例文・類語

おうみ‐かぶら あふみ‥【近江蕪】

〘名〙 カブ栽培品種聖護院蕪(しょうごいんかぶ)天王寺蕪とならんで古くから有名な大蕪品種。根は白い扁球形で直径二〇センチメートル以上。地上に露出した部分緑色になる。近江地方(滋賀県)に多産するのでこの名がある。すわりかぶら。
※俳諧・桜川(1674)冬一「汁鍋のかすみんあふみかふらかな〈武雅〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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