近流(読み)コンル

デジタル大辞泉 「近流」の意味・読み・例文・類語

こん‐る【近流】

三流さんるの一。で規定した流罪うち最も軽いもの。越前安芸あきなどに流した。

きん‐る【近流】

こんる(近流)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「近流」の意味・読み・例文・類語

こん‐る【近流】

〘名〙 (「こん」「る」はそれぞれ「近」「流」の呉音) 令制での近国への流罪。神亀元年(七二四)に定められ、延喜式に継承された。越前、安芸への配流がこれにあたる。→遠流(おんる)中流(ちゅうる)
※延喜式(927)二九「凡流移人者、省定配所官、〈略〉越前〈三百一十五里〉、安芸等国〈四百九十里〉為近流
[補注]「続日本紀‐神亀元年三月庚申」に「定諸流配遠近之程。〈略〉越前・安芸為近」とある。

きん‐る【近流】

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