追使(読み)おいつかい

精選版 日本国語大辞典 「追使」の意味・読み・例文・類語

おい‐つかいおひつかひ【追使】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 追い使うこと。こき使うこと。
  3. 前に使いの者をやったあと、重ねて使いの者を出すこと。また、その使い。
    1. [初出の実例]「血の気の多き子分等が、勇み立ったる其の処へ、又もや水尾の追(オ)ひ使(ヅカ)ひ」(出典:歌舞伎・極附幡随長兵衛(1881)大詰)
  4. おったて(追立)の使い
    1. [初出の実例]「この宮をさうなくながしまゐらせんとて、〈略〉兼綱と云ふ検非違使(けびいし)を追つかいにまゐらせて」(出典:愚管抄(1220)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android