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…初秋,日の長さが短くなるのを視床下部の脳下垂体が感じとり,ホルモンの分泌が盛んとなり性的に成熟し始めると落ちアユ,下りアユとなって産卵場所へと下る。産卵間近のアユは,体が黒ずみ腹部は赤く色づき雄では体表に〈追星(おいぼし)〉と呼ばれる白い小さな突起が生じ,手でさわるとざらざらした感じになる。このような状態を〈さびる〉といい,さびアユと呼ぶ。…
…キュウセンの雄(俗にアオベラ)の体色は青みが強く,雌(アカベラ)は赤みが強いが,ベニザケの雌,タナゴ,ウグイなどの雄が産卵期に示す美しい体色は婚姻色という。コイ科の魚,アユ,メダカなどの雄は頭部やひれに白点状の突起を生じ,追星(おいぼし)と呼ばれる。また,タナゴ類の雌は生殖孔の部分から長い産卵管をのばす。…
…婚姻色は魚類,両生類によくみられ,たとえばタナゴの仲間やトゲウオの一種イトヨでは,雄のあごの下から腹部にかけての皮膚が赤色に変わる。タナゴやアユなどの淡水魚では,えらぶたや鰭条(きじよう)に真珠様の白色小体が多数現れるが,これはとくに追星pearl organとよばれる。イモリでは雄の尾が光沢のある強い藍色を帯びてくる。…
※「追星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...
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