通説(読み)ツウセツ

デジタル大辞泉 「通説」の意味・読み・例文・類語

つう‐せつ【通説】

世間一般に通用している説。「通説に従う」
全体にわたる解説。「王朝文学通説
深く考え抜かれ真理に到達した説。通達した説。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「通説」の意味・読み・例文・類語

つう‐せつ【通説】

〘名〙
① 真理に到達した造詣の深い説。通達した説。
十善法語(1775)一「大般若経梵網経瑜伽論、智度論等、もろもろの大小乗経論の通説なり」
② 世間一般、または、その世界で、その主張が認められている説。
※無常といふ事(1942)〈小林秀雄〉「徒然草の名は、この有名な書出しから後人の思ひ付いたものとするのが通説だが」
全般にわたって解説すること。また、そのもの。通解通釈

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普及版 字通 「通説」の読み・字形・画数・意味

【通説】つうせつ

一般に承認されている説。南朝宋・顔延之〔又、何陽衡に釈す〕天下(なん)ぞ無形らん。~無形のに匠立(形として存在)せず。徒(た)だ離(しり)を謂ひてと爲すのみ。

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