造血剤(読み)ゾウケツザイ

デジタル大辞泉 「造血剤」の意味・読み・例文・類語

ぞうけつ‐ざい〔ザウケツ‐〕【造血剤】

血液中の赤血球ヘモグロビンを増加させる薬剤鉄剤葉酸ビタミンB12・肝臓製剤など。貧血治療に用いる。増血剤

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精選版 日本国語大辞典 「造血剤」の意味・読み・例文・類語

ぞうけつ‐ざいザウケツ‥【造血剤】

  1. 〘 名詞 〙 血液中のヘモグロビンおよび赤血球数を増加させる薬剤。鉄剤、ビタミンB12製剤、葉酸製剤などがある。造血薬。増血剤。
    1. [初出の実例]「これは、造血剤。これは、ヴィタミンの注射液。注射器は、これ」(出典:人間失格(1948)〈太宰治〉第三の手記)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「造血剤」の意味・わかりやすい解説

造血剤
ぞうけつざい
hematopoietics

ヘモグロビンと赤血球を増加させる薬剤。古くから鉄剤,肝臓製剤が使われてきた。新開発医薬品としては,ビタミン B12 ,ビタミンC,銅,マンガンコバルト,葉酸,カルシウムなどが用いられる。経験上から,葉緑素やビタミンEをすすめる医師もいる。

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栄養・生化学辞典 「造血剤」の解説

造血剤

 貧血の治療剤.鉄剤やビタミンB12など.

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