連打(読み)つるべうち

精選版 日本国語大辞典 「連打」の意味・読み・例文・類語

つるべ‐うち【連打】

〘名〙 (「釣瓶打」はあて字)
鉄砲などをうつ時、多くの打ち手が立ち並んで順次休みなくうち出すこと。つづけうち。連発
※関八州古戦録(1726)一五「弓鉄砲連貫打に放させける」
② (「鉄砲」にうその意があるところから) うそをたてつづけに言うこと。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「『〈略〉作さんと飛八さんの掛合ぢゃア、ぽんぽんぽんぽんだ』『つるべ打(ウチ)だネ』」
③ たてつづけに事が起こること。
※武州このごろ記(1935)〈北条清一〉川口労働運動「忽ち釣瓶打ちに中止の連発で、刻々両者の間は険悪化し」

れん‐だ【連打】

〘名〙
① 続けて打つこと。
江戸繁昌記(1832‐36)二「早く鴉声に和して、戸を連打し去る」
野球で、安打が続くこと。「先発投手が連打を浴びる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「連打」の意味・読み・例文・類語

れん‐だ【連打】

[名](スル)
続けて打つこと。「銅鑼どら連打する」
野球で、各打者が続けて安打を打つこと。「連打されて降板する」「三連打
[類語]当てるぶつける打ち付ける打ち当てる突き当てる突っかかる突っかける衝突激突命中的中百発百中体当たり一撃打撃強打痛打乱打滅多打ち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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