遅暮(読み)ちぼ

精選版 日本国語大辞典 「遅暮」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぼ【遅暮】

〘名〙
① ゆっくりしていて遅いこと。おくれること。
② 年をとること。晩歳晩年
※新撰朗詠(12C前)下「遅暮の交親は雲の意淡し 朝に在る旧故は醴香豊かなり〈兼明親王〉」 〔楚辞離騒
③ しあわせでないこと。ふしあわせ。〔布令字弁(1868‐72)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「遅暮」の読み・字形・画数・意味

【遅暮】ちぼ

次第に老いる。清・金農〔屐研(硯)銘〕老いて齒無きを笑ふこと(なか)れ、曾(かつ)て里の路を行けり。蹇(けん)や蹇や、何ぞ遲を傷まん。

字通「遅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android