選取(読み)よりどる

精選版 日本国語大辞典 「選取」の意味・読み・例文・類語

より‐ど・る【選取】

〘他ラ五(四)〙 (「よりとる」とも) いくつかあるものの中から、よって取る。えらびとる。えりとる。
滑稽本浮世床(1813‐23)初「小言の候の、ヘン、撰取(ヨリドッ)て十三文すてきと並やアがった」

えらび‐と・る【選取】

〘他ラ五(四)〙 いくつかあるものの中から、ある規準目的に合ったものを取る。えらみとる。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「自ら疾病を択び取るの人を医すること能はず」

えらみ‐と・る【選取】

〘他ラ四〙 =えらびとる(選取)
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)一「簡要は簡要のことをざうさもない物をさばくことぞ、選らみ取てするぞ」

えり‐と・る【選取】

〘他ラ四〙 (「えりどる」とも) =えらびとる(選取)
愚管抄(1220)七「ただし、たれかその人をばゑりとらんずるぞ」

えり‐どり【選取】

〘名〙 多くのものの中から選んで取り出すこと。よりどり。
慶長見聞集(1614)五「譬へば馬と牛、金と鉄をならべ置人にえりどりにさせんに、馬を置、牛をば取がたし」

より‐どり【選取】

〘名〙 多くのものの中から選んで取り出すこと。えりどり。
咄本・宇喜蔵主古今咄揃(1678)四「四十枚の駒を、大なばかりより取にしたりけり

せん‐しゅ【選取】

〘名〙 多くの中からえらびとること。〔元史‐選挙志三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「選取」の読み・字形・画数・意味

【選取】せんしゆ

えらぶ。

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