還魂(読み)カンコン

デジタル大辞泉 「還魂」の意味・読み・例文・類語

かん‐こん〔クワン‐〕【還魂】

魂がもどり、死者がよみがえること。

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精選版 日本国語大辞典 「還魂」の意味・読み・例文・類語

かん‐こんクヮン‥【還魂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 死んだ人の魂が戻ってくること。死者が蘇生すること。反魂(はんごん)
    1. [初出の実例]「傷寒の病にて死去致し候者の、還魂(クヮンコン)仕り候例は」(出典:尾形了斎覚え書(1917)〈芥川龍之介〉)
    2. [その他の文献]〔杜牧‐華清宮詩〕
  3. 一度使った紙を、また漉(す)き返すこと。
    1. [初出の実例]「為是還魂期未一レ至、裂箋廃紙此逃塵」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)棄爛紙簏)

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普及版 字通 「還魂」の読み・字形・画数・意味

【還魂】かんこん

生する。

字通「還」の項目を見る

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