酒暈(読み)しゅうん

精選版 日本国語大辞典 「酒暈」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐うん【酒暈】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 酒を飲んで顔がほんのり赤くなること。また、その赤み。酒に酔うことにもいう。
    1. [初出の実例]「知らず日に幾行客を坐するを、酒暈は渾て涙暈に和して多し」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
  3. 衣服などについた酒のしみ
    1. [初出の実例]「新寄寒衣非酒暈、知君目帯涙痕縫」(出典:西遊詩草(1819)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「酒暈」の読み・字形・画数・意味

【酒暈】しゆうん

酔ってほんのりと顔が赤らむ。宋・軾〔紅梅、三首、一〕詩 心未だ肯て春態に隨はず 酒暈端(はし)無くも玉肌に上る

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