酒煮(読み)サカニ

デジタル大辞泉 「酒煮」の意味・読み・例文・類語

さか‐に【酒煮】

魚や貝などを、日本酒多く使って煮ること。さけに。

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精選版 日本国語大辞典 「酒煮」の意味・読み・例文・類語

さけ‐に【酒煮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. さかに(酒煮)
  3. 酒を煮ること。寒中に仕込んだ酒はそのままでは貯蔵できないために、陰暦の四月ごろに火入れと称して、摂氏五五度から五六度ぐらいに熱し、微生物を除いた。
    1. [初出の実例]「家々の勝手により右の桶の開き、酒煮とて、吉辰をゑらひ煮立る」(出典:万金産業袋(1732)六)

さか‐に【酒煮】

  1. 〘 名詞 〙 魚や貝を酒を多く使って煮ること。味付けは塩だけでするので酒塩煮ともいう。さけに。
    1. [初出の実例]「肴はさかにの梅干に」(出典:合巻・糸桜本朝文粋(1810))

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「酒煮」の解説

さかに【酒煮】

たっぷりの酒を使った煮物。酒の風味を生かし、調味料は塩のみかしょうゆ少量を用いて薄味に仕上げる。◇「酒塩煮(さかしおに)」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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