酒間(読み)シュカン

デジタル大辞泉 「酒間」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐かん【酒間】

酒を飲んでいる間。酒宴の間。
「―喋々銭を語らざれば」〈福沢福翁百話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「酒間」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐かん【酒間】

  1. 〘 名詞 〙 酒を飲む間。酒宴のあいだ。酒をくみかわす折。
    1. [初出の実例]「客寓官人多豁達、酒間火速買邀棚」(出典:鴨東四時雑詞(1816))
    2. 「朋友相会すれば酒を命じ妓を聘(へい)し酒間(シュカン)喋々(てふてふ)銭を語らざれば」(出典:福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉六八)

さか‐あい‥あひ【酒間・酒相】

  1. 〘 名詞 〙 宴席で杯のやりとりのとき、間に立って代わりに杯をうけるなどして、酒席のとりもちをすること。酒の相手
    1. [初出の実例]「酒相(サカアヒ)と申しますものは、さうしたものでは御座りませぬ」(出典:歌舞伎・好色伝受(1693)中)

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