酢の蒟蒻の(読み)スノコンニャクノ

デジタル大辞泉 「酢の蒟蒻の」の意味・読み・例文・類語

蒟蒻こんにゃく

あれやこれやと文句をつけること。なんのかの。酢だの蒟蒻だの。
「柄に無い政事上の取沙汰、―とやり出したので」〈藤村破戒

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「酢の蒟蒻の」の意味・読み・例文・類語

す【酢】 の=蒟蒻(こんにゃく)[=粉(こ)]の

(「四の五の」を言いかえた語か) なんのかのと。あれやこれや。
狂歌・後撰夷曲集(1672)夷歌式目録「膳の上で酢の菎蒻のと小言いふ児とて親がしかりぬる哉」
浄瑠璃彦山権現誓助剣(1786)四「娘お菊を妻にせんといへば、酢(ス)の粉(コ)のと承引せず」

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