釁端(読み)キンタン

デジタル大辞泉 「釁端」の意味・読み・例文・類語

きん‐たん【×釁端】

不和のはじまり。
戊辰の年仏国と朝鮮と―を開きしも」〈村田文夫・西洋聞見録〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「釁端」の意味・読み・例文・類語

きん‐たん【釁端・端】

〘名〙 (「釁」「」は犠牲の血を塗る意) 釁隙(きんげき)を起こす端緒相互感情などに、すきまを生じるいとぐち。不和のいとぐち。あらそいのもと戦端
新論(1825)守禦「兵之不地着、所以弱天下釁端
※西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前「戊辰の年仏国と朝鮮と釁端を開きしも」 〔春秋胡氏伝‐宣公十五年〕

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