釈迦ヶ岳(奈良県)(読み)しゃかがたけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「釈迦ヶ岳(奈良県)」の意味・わかりやすい解説

釈迦ヶ岳(奈良県)
しゃかがたけ

奈良県南部、吉野郡十津川(とつかわ)村と下北山村との境界にある大峰(おおみね)山脈の一峰。標高1800メートル。頂上は展望が開け、約5メートルの銅製釈迦如来(にょらい)像が立っている。修験道(しゅげんどう)根本道場のある山上(さんじょう)ヶ岳からの奥駈道(おくがけみち)は、釈迦ヶ岳を経て前鬼(ぜんき)集落に至り、また南部の大日(だいにち)ヶ岳との鞍部(あんぶ)には神仙という修験道の要地があり、釈迦ヶ岳は山上ヶ岳に次いで神聖視されている。吉野熊野国立公園の一部。

[菊地一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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