重留名(読み)しげどめみよう

日本歴史地名大系 「重留名」の解説

重留名
しげどめみよう

中世の曾於そお(曾野)郡などにあった名。名の名に税所氏の仮名の通字である「重」の字があることから同氏の所領であったと思われるが、不詳。正中三年(一三二六)二月一六日、紀時秀は「大神一丁」などを犬王丸に譲っている(「紀時秀譲状」台明寺文書)。この大神一丁には「重留之宮留也、但止上神田」との注記があり、同所は重久の止上しげひさのとがみ神社の神田であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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