野津左馬之助(読み)ノツ サマノスケ

20世紀日本人名事典 「野津左馬之助」の解説

野津 左馬之助
ノツ サマノスケ

明治〜昭和期の郷土史家 「島根県史編纂委員。 前方後円墳命名者。



生年
慶応3年1月28日(1867年)

没年
昭和18(1943)年2月17日

出生地
出雲国(島根県)

学歴〔年〕
島根師範学校卒

経歴
島根県や長野県の中学校教鞭を執る。その傍ら郷里・島根県の歴史を研究し、明治44年より約20年をかけて「島根県史」全9巻を編纂。その他、「飯石郡誌」「鹿足郡誌」「大原郡誌」などの自治体史編纂事業にも携わっている。また、島根県における考古学先覚者としても知られ、松江山代二子塚の形式を「前長後円墳(前方後円墳)」を命名・提唱した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野津左馬之助」の解説

野津左馬之助 のつ-さまのすけ

1867-1943 明治-昭和時代前期の郷土史家。
慶応3年1月28日生まれ。小中学校の教員をへて,明治44年島根県史編纂(へんさん)委員となり,約20年をかけて「島根県史」全9巻を編集。考古学にも関心をもち,古墳の形式名で「前長後方墳(前方後方墳)」を提唱した。昭和18年2月17日死去。77歳。出雲(いずも)(島根県)出身。島根師範卒。幼名は馬之助。号は天籟。著作に「鹿足(かのあし)郡誌」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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