野路菊(読み)ノジギク

デジタル大辞泉 「野路菊」の意味・読み・例文・類語

のじ‐ぎく〔のぢ‐〕【野路菊】

キク科多年草。近畿地方以西の海岸付近に自生。高さ60~90センチ。葉は三~五つに裂けていて、裏面灰白色の毛がある。秋、周辺白色中央黄色頭状花を開く。園芸品種の小菊原種といわれる。

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精選版 日本国語大辞典 「野路菊」の意味・読み・例文・類語

のじ‐ぎくのぢ‥【野路菊】

  1. 〘 名詞 〙 キク科の多年草。本州の近畿以西、四国、九州の海岸近くの山のふもとなどに生える。高さ六〇~九〇センチメートル。葉は長さ三~五センチメートル、卵状披針形で三~五個の羽片に中裂、裂片は少数鋸歯(きょし)があり、裏には灰白色の細毛を密布する。秋、茎上部に径三センチメートルぐらいの頭花をつける。中心の管状花は黄色で舌状花は白い。総苞は白い細毛を密生する。小菊の原種の一つといわれる。《 季語・秋 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「野路菊」の解説

野路菊 (ノジギク)

学名Chrysanthemum japonense
植物。キク科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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