金付石(読み)かねつけいし

精選版 日本国語大辞典 「金付石」の意味・読み・例文・類語

かねつけ‐いし【金付石】

  1. 〘 名詞 〙 三重県の熊野地方で産する珪石(けいせき)一種黒色で、質は緻密。昔、両替屋などで、金銀をすりつけてその真偽純度などを検査するのに用いた。那智黒試金石
    1. [初出の実例]「金銀を金付石にて試て位の善きなど云は、両替屋等云ことにて」(出典:政談(1727頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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