金商人(読み)カネアキュウド

デジタル大辞泉 「金商人」の意味・読み・例文・類語

かね‐あきゅうど〔‐あきうど〕【金人】

砂金などを売買する人。金売り。かねあきびと。
「―をすかして、めし具して下り侍り」〈古活字本平治・下〉
金銀と銭とを両替する人。銭売り。かねあきびと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「金商人」の意味・読み・例文・類語

かね‐あきゅうど ‥あきうど【金商人】

〘名〙
① 砂金などの売買を仕事とする人。かねうり。
平治(1220頃か)下「奥州の金商人吉次といふ者」
金銭の両替を業としている人。ぜにや。金屋(かねや)

かね‐あきびと【金商人】

浮世草子武家義理物語(1688)四「金商人(カネアキヒト)ゆへころされけるや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の金商人の言及

【金売吉次】より

…鞍馬山にいた牛若丸を奥州の藤原秀衡のもとに連れ出した金商人(こがねあきんど)。生没年不詳。…

※「金商人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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