金粕村(読み)かなかすむら

日本歴史地名大系 「金粕村」の解説

金粕村
かなかすむら

[現在地名]南条町金粕

山王さんのう山の南麓の谷間にあり、堂宮どうみや村の南東に位置する。正保郷帳には「金糟村」と記され、田方三一六石余・畠方七五石余。これ以前、慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では杣山そまやま庄のうちに含まれていた。元禄郷帳以降、金粕と記される。貞享三年(一六八六)福井藩領より幕府領となり、宝暦八年(一七五八)美濃国郡上藩領になった。享保一五年(一七三〇)の南条郡金粕村様子覚書(「南条町誌」所収)によれば家数三一、人数一九六であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android