釣鐘葛(読み)つりがねかずら

精選版 日本国語大辞典 「釣鐘葛」の意味・読み・例文・類語

つりがね‐かずら ‥かづら【釣鐘葛】

〘名〙
ノウゼンカズラ科の登攀性常緑木本植物。北アメリカ原産で、観賞用に栽培される。高さ一五メートルにもなる。葉は対生し、三出複葉であるが、二小葉は柄をもち長さ約一五センチメートルの卵形または長楕円形で先が尖り、頂小葉は巻ひげとなり、その吸盤で他の木によじ登る。夏、葉腋に外部が橙紅色、内部淡色で長さ約五センチメートルの鐘状漏斗形の花が咲く。果実は扁平で幅約二センチメートル、長さ約一五センチメートル。
※物品識名(1809)「ツリガネカヅラ はんしゃうづる」
③ 植物「つるにんじん(蔓人参)」の異名。
物類品隲(1763)三「羊乳〈略〉和名つるにんじん、〈略〉江戸方言つりがねかつら」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「釣鐘葛」の解説

釣鐘葛 (ツリガネカズラ)

植物。キキョウ科の多年草,薬用植物。ツルニンジン別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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