出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
江戸後期の狂詩作者。本名は畠中正盈(まさみつ)。ほかに片屈道人、太平館主人などの戯号がある。京都の人。聖護院宮(しょうごいんのみや)に仕えた公家(くげ)侍で、漢学を那波魯堂(なわろどう)に学んで観斎と号した。処女狂詩集『太平楽府(たいへいがふ)』(1769刊)により、江戸の大田南畝(なんぽ)(蜀山人(しょくさんじん))と並ぶ狂詩の二大家の名声を獲得、以後『勢多唐巴詩(せたのからはし)』『太平遺響』『太平遺響二編』などを著した。作風は、沈滞した社会に対する憤りと苦悩に発する痛烈な風刺を旨とし、狂詩のかたわら手を染めた滑稽本(こっけいぼん)『太平楽婢女行(たいへいらくひじょこう)国字解』『風俗三石士(さんごくし)』などにもその特色が表れている。
[日野龍夫]
『『中村幸彦著述集6』(1982・中央公論社)』
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
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