鐸(漢字)

普及版 字通 「鐸(漢字)」の読み・字形・画数・意味


21画

[字音] タク
[字訓] おおすず・かね・ふうりん

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は(えき)。に擇(択)(たく)、(と)の声がある。〔説文〕十四上に「大鈴なり。軍法に、五人を伍と爲し、五伍を兩と爲す。兩の司馬、鐸を執る」とあり、〔周礼、夏官、大司馬〕の文による。金鈴木舌を木鐸といい、文事には木鐸、武事には金鐸を用いた。殷代の鐃(どう)、列国期の句鐸(こうたく)は器制の似たものであるが、ともに柄を下にして樹(た)てて鼓するもので、鈴の類ではない。

[訓義]
1. おおすず、すず。
2. かね。
3. ふうりん。

[古辞書の訓]
名義抄〕鐸 オホスズ・ヌリテ・ユヒマキ 〔立〕鐸 オホスズ・カク・ユヒカケ

[熟語]
鐸語鐸刃鐸鐃鐸舞鐸鈴
[下接語]
金鐸・鼓鐸・執鐸・車鐸・鉦鐸・振鐸・大鐸・銅鐸・鐃鐸・風鐸・秉鐸・宝鐸・木鐸・鳴鐸・鈴鐸

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android