長女(読み)チョウジョ

デジタル大辞泉 「長女」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐じょ〔チヤウヂヨ〕【長女】

姉妹のうち1番目に生まれた女子総領娘
[類語]長子次子総領初子はつご初子ういご末っ子長男次男次女長兄次兄長姉

おさ‐め〔をさ‐〕【長女/専領】

平安時代雑用などにあたった下級女官一説に、その女官頭とも、下級の老女のことともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「長女」の意味・読み・例文・類語

おさ‐めをさ‥【長女・専領】

  1. 〘 名詞 〙 宮中で雑用などにあたった下級の女官。一説に、それらの長、また下級の老女官のことともいう。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「おさめ、みかはやうどまでも、有りがたき御顧みの下なりつるを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)

ちょう‐じょチャウヂョ【長女】

  1. 〘 名詞 〙 第一番目に生まれた女子。親にとって初めての女の子。総領娘。
    1. [初出の実例]「母浄御原帝之長女十市内親王」(出典:懐風藻(751)葛野王伝)
    2. [その他の文献]〔史記‐晉世家〕

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