長月村(読み)ながつきむら

日本歴史地名大系 「長月村」の解説

長月村
ながつきむら

[現在地名]御荘町長月

僧都そうず川の支流長月川に沿った村で、南流する長月川の谷あいに位置する。西は和口わぐち村、東はみどり(現城辺町)に接する。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)宇和郡の項に「長月村 はへ山有、茅山有、日損所」と村名がみえる。干害を受けやすい村であった。「宇和旧記」に載る、永禄一三年(一五七〇)の文書に「長月柿木田」の名がみえるが、村名であるか否かは不明である。宇和島藩領。

太閤検地石高は五八二石九升一合で、耕地面積の比率は田八四パーセント、畑一六パーセント。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android