長皇子(読み)ながのおうじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長皇子」の解説

長皇子 ながのおうじ

?-715 飛鳥(あすか)-奈良時代,天武天皇の第4皇子
母は天智(てんじ)天皇の娘大江皇女。弓削(ゆげの)皇子の同母兄。栗栖(くりす)王,長田(ながた)王,智努(ちぬ)王,大市(おおいち)王,広瀬女王らの父である。和歌をよくし「万葉集」巻1・2に5首のせられている。和銅8年6月4日死去。長親王,那我親王とも。
格言など】暮(よひ)に逢ひて朝(あした)面無み隠(なばり)にか日(け)長く妹が廬(いほり)せりけむ(「万葉集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例