長谷(神奈川県)(読み)はせ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「長谷(神奈川県)」の意味・わかりやすい解説

長谷(神奈川県)
はせ

神奈川県鎌倉市の一地区。江ノ島電鉄の長谷駅から長谷寺高徳院鎌倉大仏)にわたる一帯をいう。江戸時代、東海道から三浦半島への通行者のための人馬の継立(つぎたて)地とされ、人家が集まり旅籠(はたご)もあって小宿場的町場をなしていた。海浜は鎌倉海岸の西部にあたり、現在は海水浴客や修学旅行でにぎわう。銅造阿弥陀如来坐像(鎌倉大仏。国宝)と長谷寺の木造十一面観音(かんのん)立像は鎌倉観光のシンボル。また鎌倉文学館、吉屋信子記念館がある。

[浅香幸雄]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android