関同(読み)かんどう(英語表記)Guan Tong

精選版 日本国語大辞典 「関同」の意味・読み・例文・類語

かんどうクヮンドウ【関同】

  1. 中国五代の後梁の画家長安の人。荊浩(けいこう)を師とし、のち一派をなして、師とともに「荊関」と並び称される。力強い筆致山水画を描いた。関幢。関仝。関童。生没年未詳。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関同」の意味・わかりやすい解説

関同
かんどう
Guan Tong

中国,五代後梁 (907~923) の画家。「同」は「童」などとも書く。長安 (陝西省) の人。初め荊浩 (けいこう) に学び大構図の山水画を得意としたが,のち簡潔な筆法による雄大な山水画風を完成,宋代の山水画家に多大の影響を与えた。伝称作品『秋山晩翠図』 (台北故宮博物院) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の関同の言及

【関仝】より

…生没年不詳。関同とも表記する。長安の人。…

※「関同」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android