出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
長野県境の山々に源を発し、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
新潟県北東部,岩船郡の村。人口6438(2010)。中央を西流する荒川によって形成された盆地と周辺山地からなり,盆地中央の下関を中心に荒川本支流に沿って集落が分布する。基幹産業は農業であるが,東部の荒川上流は磐梯朝日国立公園の一部をなし,湯量の豊富な荒川温泉郷(鷹ノ巣,高瀬,雲母(きら),湯沢の各温泉)を中心にスキー場などの観光開発が進められている。1967年の羽越水害では全村が壊滅的被害を受けたが,荒川の河川改修などが行われ,現在は復興している。下関にある旧渡辺家住宅は近世の大庄屋屋敷として国の重要文化財,庭園は名勝に指定されている。荒川沿いに国道113号線とJR米坂線,南北に国道290号線が通る。
執筆者:佐藤 裕治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
新潟県南西部の高田平野を貫流する川。高田の稲田(いなだ)橋より下流は荒川とよぶ。一級河川。長野・新潟県境の妙高(みょうこう)火山群の焼山(やけやま)付近に源を発し、妙高、黒姫(くろひめ)の火山裾野(すその)をうがって高田平野に出、直江津(なおえつ)で日本海に注ぐ。延長64キロメートル。流域面積1140平方キロメートル。谷口の妙高市新井地区あたりで左岸支流矢代(やしろ)川、儀明(ぎみょう)川、右岸では櫛池(くしいけ)川、別所(べっしょ)川、飯田(いいだ)川などが放射状に本流に流れ込み、複合扇状地を形成する。河口付近の支流保倉(ほくら)川は東頸城(ひがしくびき)丘陵から流れ出し、平野部では小蛇行地形、砂丘裏には大瀁(おおぶけ)低湿地を形成する。上流には笹ヶ峰(ささがみね)の多目的ダムがあり、西野、高沢、杉野、池尻(いけじり)、関川など多くの発電所と、工業・飲料用水源に利用されている。下流は工業地域の発達で水銀汚染がひどく、県下有数の汚染河川となっている。
[山崎久雄]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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