デジタル大辞泉
「闇路」の意味・読み・例文・類語
やみ‐じ〔‐ぢ〕【闇路】
1 闇夜の道。
2 心が迷い分別のつかない状態。「恋の闇路をさまよう」
3 冥土。死出の旅路。
「―には誰かはそはむ死出の山ただ独りこそ越えむとすらめ」〈拾玉集〉
[類語](1)夜道
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
やみ‐じ ‥ぢ【闇路】
〘名〙
※新勅撰(1235)雑二・一一六〇「影たけて悔しかるべき秋の月やみぢ近くもなりやしぬ
らん〈二条院讚岐〉」
② 心が迷い分別がつかないこと、
真理を悟り得ず
煩悩に迷うことのたとえにいう語。やみ。
※月清集(1204頃)百首「たのむべしひよしの
かげのあまねくはや
みちのすゑもてらさざらめや」
※広本拾玉集(1346)一「やみちには誰かはそはむ死出の山ただ独りこそ越えむとすらめ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報