闡提(読み)センダイ

デジタル大辞泉 「闡提」の意味・読み・例文・類語

せんだい【×提】

一闡提いっせんだい」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「闡提」の意味・読み・例文・類語

せんだい【闡提】

〘名〙 (icchantika 一闡提の略) 仏語仏法をそしり、成仏する因をもたない者。成仏する因縁をかいた断善闡提と、衆生(しゅじょう)を救うために菩薩がことさらこの姿をとる大悲闡提二つがある。
願文(785)「釈尊遮闡提、得人身徒不善業、聖教嘖空手
※浄業和讚(995‐1335)下「衆生の根機をえらばねば、五逆闡提もみなうまる、このゆゑわれら本願に、帰して御(み)なを称念す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android