阿倍女郎(読み)あべの いらつめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿倍女郎」の解説

阿倍女郎 あべの-いらつめ

?-? 奈良時代女性
和銅-宝亀(ほうき)(708-780)のころの人。中臣東人(なかとみの-あずまひと)との贈答歌など5首が「万葉集」巻3,4におさめられている。巻8には安倍女郎の名による大伴家持(やかもち)との贈答歌もあるが,これは別人とみられる。姓は安倍ともかく。
格言など】わが背子は物な思ほし事しあらば火にも水にもわれ無けなくに(「万葉集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android