随一(読み)ずいいち

精選版 日本国語大辞典 「随一」の意味・読み・例文・類語

ずい‐いち【随一】

〘名〙
多数なか一つ
※貞享版沙石集(1283)七「至りて慳貪のふかき故に、十悪の随一、慳貪戒を犯ずるなり」 〔瑜伽論‐二〕
② 転じて、多くあるものの中の第一位。第一番。さきがけ。
※浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三「其ずい一の武士と世に名を取りしも理(ことはり)なり」

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デジタル大辞泉 「随一」の意味・読み・例文・類語

ずい‐いち【随一】

多くのものの中の第一位。第一番。「当代随一の人気俳優」
[類語]一番最上級一等一級無上至上至高最高最上最良最善ぴか一白眉はくびベストナンバーワントップ最も

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