隔句対(読み)かっくつい

精選版 日本国語大辞典 「隔句対」の意味・読み・例文・類語

かっく‐つい カクク‥【隔句対】

〘名〙 中国詩文で、一句おきに対句となっていること。たとえば第一句と第三句、第二句と第四句が対になる類。隔句
蔭凉軒日録‐長享二年(1488)四月一六日「天下此索話覚者不之。百余字有之。中有隔句対云々」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の隔句対の言及

【駢文】より

… 駢文の条件としては,すでにその名が示していたように,(1)4字句と6字句を基本単位とする,(2)対句形式によって全編を構成することが,まず欠かせない。駢文では4句が一つのまとまりをなすので,隣り合う2句が対偶になる場合と,句を隔てて2組の対偶関係が成り立ついわゆる隔句対(かくくつい)の場合とがある。さらに,(3)典拠を有することばを多用する。…

※「隔句対」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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