障ふ(読み)サウ

デジタル大辞泉 「障ふ」の意味・読み・例文・類語

さ・う〔さふ〕【障ふ/支ふ】

[動ハ下二]さ(障)える」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「障ふ」の意味・読み・例文・類語

さ・うさふ【障】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ハ行下二段活用 〙
    1. ひっかかる。つかえる。
      1. [初出の実例]「刺櫛(さしぐし)すりて磨く程に、ものにつきさへて折りたる心地」(出典枕草子(10C終)九七)
    2. 気にさわる。感情を害す。
      1. [初出の実例]「天下の為の謀御心にさへ給ふなと、忿をなだむる頓智の詞」(出典:浄瑠璃・一谷嫰軍記(1751)一)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙さえる(障)

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