集計(読み)シュウケイ

精選版 日本国語大辞典 「集計」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐けいシフ‥【集計】

  1. 〘 名詞 〙 各個数値を寄せ集めて合計すること。また、合計したもの。
    1. [初出の実例]「米国及び米国商事会社扱いの物資のみの集計によってみれば」(出典:経済実相報告書(1947)七)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「集計」の意味・わかりやすい解説

集計
しゅうけい
data processing counting

社会調査によって得られたデータを,統計的分析にかける前にデータ処理をする作業過程。作業過程は通常,(1) エディティング (点検) ,(2) コーディング (符号化) ,(3) タビュレーション (集計表作成) という順序で構成される。エディティングとは,現地調査 (→野外調査 ) の最中ないし終了時点で,調査員自身および専門のエディターによって行われる調査票の内容の点検作業のことである。コーディングとは,調査項目の回答を1項目ごとに分類しこれを符号化する作業である。この作業によって次のタビュレーションを容易にする。しかしこの符号化作業の前提作業としての回答分類作業は,事例や調査法のあり方によって困難な作業になることがあり,自由回答や自由面接,非統制的観察によるドキュメントの分類はきわめて困難である。タビュレーションとは,(1) (2) の作業後に統計表の形にしてまとめる作業である。この作業はさらに2つの統計表の作成に分れる。 (a) 1つの標識に関しての度数を示した度数分布表の作成 (単純集計) 。 (b) 2つ以上の標識の組合せに関する度数を示した相関表の作成 (クロス集計) である。このタビュレーション作業は手集計か機械集計かの方法によるが,手集計の場合,画線法,アセンブリング・シート法,カード法,パンチ・カード法,転記法の5つの方法がある。

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普及版 字通 「集計」の読み・字形・画数・意味

【集計】しゆうけい

合計。

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